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う~ん…伝わるかな…わかっていただけるかな?
競技会で素晴らしいシーンがあった。

日曜日の競技会では選別のお手伝いになった。今までは追及ばかりだった(原は追及が好き)ので、選別の手伝いは初めて。

臭気選別。
犬に布の臭いを嗅がせて10メートル先の台の上に置かれた5枚の布の中から同じ臭いの布を持ってくると正解。その正解率を競う臭いの競技。
犬が台から3メートル離れるまで人間は動いたり声をかけてはいけない。

競技中盤、全問(7回)正解犬が1頭しかいない状態。
登場したのは大御所T先生と若めのシェパード。
少し話はそれるが、このT先生は犬にも人間にもとても優しい。原は技術はもちろん人間的にも大変尊敬している。

素晴らしい選別作業で5回目正解!!このままいけばチャンピオンかというところ。
6回目はゼロ回答といって、嗅がせた臭いが5枚の中にない。つまり全て嗅いで何もくわえずに帰ってこないといけない。
選別競技としては見せ場であり正念場だ。

このシェパードよく集中して嗅いでいる。
全ての臭いを2回づつ嗅いだあたり…
原の心の中では「帰ってこい!!帰ってきてくれ!!」
その時T先生がボソッと、
「あかん、帰ってこれん」
次の瞬間耳を疑った。
T先生「こい!!」

状況が分かっていただけただろうか?
この瞬間鳥肌がたった。

作業意欲が強い犬ほど正解をくわえてきて指導手を喜ばせようとする。
もちろんゼロ回答の練習をしていると間違いを持ってくることも…
その犬も一生懸命正解を探していた。が、一瞬犬が迷い困ったのがわかったT先生は失格になるのを覚悟で間違いをくわえる前に呼び戻した。もしそのあと上手くいけばチャンピオンも十分あり得たのに。

これは犬にとても優しいと思う。
欲があれば、ほっとけば帰ってくるかもしれないからとか、原みたいに帰ってこい!!と心の中で叫んで黙っている。
これは犬を困らせるだけではないか。

T先生は本番も落ち着いて犬を見ていて最優先に犬のことを考えている。
だからあの判断ができる。簡単なことのようだがあれはできない思った。

T先生からしてみれば全く練習のつもり。かなわない。
競技が終わってからこちらに一礼して帰る時もシェパードとじゃれながら「ようやった、ようやった」と誉めてあげていた。
シェパードは誇らしげだった。


原はこれに感動した。
もっと犬をよく見て優しくしてあげたい。
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原 淳也

Author:原 淳也
犬の訓練士の日常&プライベートのざっとした内容を書き込んでいます。
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